コミュニケーション力が増せば顧問料は上がる!

2011年10月05日

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皆さん、こんにちは。
先日、喜田寛先生(喜田寛総合研究所)に講師をお願いして、
幹部研修を行いました。
その研修を聞いていて、気付いたことをお話しします。

喜田寛先生は不思議な方で、
一人ひとり、3分間スピーチをみんなの前でやってもらうだけで、
その人の性格、克服しなければならない点を
ピタリと言い当てます。

「私の目標、私の念い(思い)」ということについて
参加した22名の幹部に話させましたが、
話の内容というより、顔の表情や声のトーンで、
個々の性格がすべてわかるようです。

結局、幹部連中がやらなければならないことは、
会社や部門を成長させるために、
目標を定め、部下を教育し成長させることです。

そのためには、部下を理解し、
コミュニケーションをしっかり取らなければなりませんが、
このコミュニケーションが苦手な人が、本当にたくさんいます。

考えてみれば、今は、便利な時代になったため、
人とコミュニケーションを取らなくても生きていけるようになりました。

仕事はパソコンに向かい、
指示命令、ついでに叱咤激励まで、メールで済ませてしまう。

日常生活でも、
コンビニで、品物を差し出し金さえ払えば、
ちゃんと物を買うことができます。

切符も機械。飲料水も自動販売機で買えます。

そうなると、
コミュニケーションを取るのが一番難しい人間を避けて、
機械だけを相手にするようになります。

しかし、コミュニケーションのプロセスは、
絶対に学ばなければ、ビジネスで成功することはできません。

私が会社を興して5年目くらいに一番悩んだのが、
どうやって、コミュニケーションを理解し、
教えればよいかということでした。

コミュニケーションの原点は何かと言うと、
「声」と「目」です。

喧嘩をするときや人を叱るときに、
目を見て怒らない人はいません。

本心で意思を伝えようとすると、
絶対に目を見て話をします。

声には、『気』が宿るともいいます。

従って、
コミュニケーションも「声」と「目」に始まります。

15年前、ワシントン大学のベティン教授に
リーダーシップの原点を学び、
私は、経営のなんたるかを知ることができました。

競争の激しい時代になると、
どうしても、目先のことに気持ちが奪われます。

「価格競争」の行き着く先は、
「品質」の競争です。

そして、会計事務所の本来的な役割と使命を
言葉として構築できている会計事務所が
次世代をリードしていきます。

つまり、新しい競争環境になった時に、
そのとき、強い職員を抱えている会計事務所が、
お客様に支持される会計事務所になります。

先日、Q-TAXの加盟された先生から、
「朝礼をやるようになったんだよ。
 そして、Q-TAXの理念の唱和と挨拶を始めたけど、
 やってみるといいもんだね!」
というお話をいただきました。

職員5、6人の事務所で、
開業15年という50代の先生です。

これまで一度も、朝礼というものもやったことがなく、
会議などで、方針をお話しする程度だったと言います。

嬉しい効果でした。

多くの会計事務所の先生とお話していて、

「朝礼なんてやってないね」

「挨拶、運動と言ってもね。うちは人数が少ないから」

…なんてお話を聞くと驚いてしまいます。

教育をしすぎてつぶれた会社はないと思います。

職員の大事な仕事は、
「顧問先と会計事務所の架け橋になり、信頼を築くことです」

そのために、ぜひ、コミュニケーション力を高めていくことを
必須課題にしてください。

ひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。