「天動説」から「地動説」へ

「それでも地球は廻っている」
ガリレオ・ガリレイの有名な言葉ですが、
税理士さんの意識を180度変えなければ、
これから勝ち残ることが、困難になってきました。

「お客様を大切にしよう!!」って、ことは誰でも言います。
じゃあ、どうして『三越デパート』は統廃合しなければならなかったのでしょうか？
三越デパートでの社長も社員も、
この「お客様を大切にしよう」ということをやらなかったのでしょうか？
奢っていたのでしょうか？
そうではないと思います。
社長も社員も一生懸命働いていたはずです。

ただ問題は、パラダイムが変わっているのに、
その前提の考え方を変えなかったこと。
昭和タイプのサービス業の仕組みのまま営業を続けた結果が、
今回の統廃合ということにつながったのだと思います。

「天動説」とは、
プロダクトアウトの考え方で、
自分たちのやりたいと考えることを中心に据えてサービスを展開すること。

これに対して、「地動説」は
マーケットインの発想で、
お客様の望んでいることを把握してサービスを展開すること。

今どき百貨店に行って、
有名デザイナーが作った制服を身にまとったエレベーターガールから
「いらっしゃいませ。何階ですか？」と
深々と頭を下げてもらって喜ぶ人がどこにいますか？
それで喜ぶのは、昭和の前半に生まれた人くらいです。

だから、百貨店は年寄りしか来なくなったのです。
誰もが「顧客満足」「ＣＳナンバーワン」を標榜しますが、
梯子のかけ方を間違えると、
いくら努力しても、違う結果しか生まれないということを、
肝に銘じてください。

このような話をはじめ、
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