事務所経営に失敗して閉業した所長先生が知らなかったこと

2010年01月06日
皆さんの今年の目標は何ですか?
当社のセミナーに参加される先生に、
「売上目標はありますか?」
「新規獲得件数の目標はありますか?」と
お聞きすることがありますが、「ない」と答える方がほとんど。
皆さんはどうですか?
定量的な目標がないと、何が達成できたのかがわからず、
ただ何となく過ごしてしまった、
あるいは、ただがむしゃらに頑張っていた、
ということになってしまいます。

事務所経営を見直すにも基準がないわけです。
もちろん、数値目標さえあればよいというわけではありません。
こうした定量的な目標は、
“会計事務所”という組織を経営していく上で
必要なものの、ほんの一部です。
他に必要なのは何か?
数値目標を達成するために何をするか、という戦略。

ただし、目標達成のためであれば、騙したりごまかしたり、
何でもしてよいわけではないので、
守らなければならない価値観も必要。
また、どんな困難や苦労があっても
職員一人ひとりが事務所の未来に希望を持てるように
所長先生がしっかりと方向性を示すことも大切。
こうしたものをすべて表すのが「MVVSG」です。
これは
「Mission(ミッション)」
「Vision(ビジョン)」
「Value(バリュー)」
「Strategy(ストラテジー)」
「Goal(ゴール)」
の頭文字です。

●Mission(ミッション)=使命
組織の基本的な存在目的で、
お客様や社会に対して果たすべき役割
●Vision(ビジョン)=将来像
長期目標
●Value(バリュー)=価値
一人ひとりが守るべき価値や行動原則
●Strategy(ストラテジー)=戦略
ビジョン、ゴールを達成するための手段
●Goal(ゴール)=短期目標
今期達成しなければならない定量的な目標

ミッション、ビジョン、バリューで組織の方向性を定め、
ストラテジー、ゴールを四半期、半期、期末など、
定期的に見直すこと。
成功している事務所は、ここをしっかりやっています。
このように、経営理念や具体的な行動計画がない方は
ぜひ今年、それも早いうちに、時間を割いて取り組んでください。
「でも一体どこから手をつければいいのかわからない」
「成果を挙げている事務所はどうやってるのか知りたい」
という方のために、
手順通りに空欄を埋めていけば
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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。