大前研一は、1999年に「税理士の生存確率は、3分の1だ」と言った。

2012年08月09日

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皆さん、こんにちは。
今日は、「マーケティングの原理原則」をお話しします。

大前研一氏は、13年前、私のインタビューに応え、
「税理士の生存確率は、3分の1だ」と言いました。

私は驚いて、
「3分の2がいなくなるのか?」と聞くと、
そうではなく、3分の2は付加価値の低い仕事をやり続けると言いました。

そして、
「とりあえず資格があるから食べていけるだろうけど、
コンピューターなどの技術が進んだ時代には、仕事がなくなるだろうね」
と予言しました。


私は、渡部昇一氏の『歴史の鉄則』を引用し、
税理士がどう変われば良いのかを確認しました。


※『月刊シリエズ』1999年2月号誌面より

大前氏は、そうではなく、と前置きし、

「いかに顧客満足を高めるかが、
 資本主義社会におけるすべての仕事の鉄則なのです。
 税理士が繁栄するのは、お客様が繁栄するからでしょう。
 お客さんが経営的に伸び、収益が上がれば、税金を払うことができます。
 そうすると、税理士は経理面やシステム面をお手伝いしようということになる。
 さらに経営の方向についても、
 お客さんに対してアドバイスの一つもできなければならないことになってくる」

と言い、

「これからはそう言う時代なのです」
と結びました。


※『月刊シリエズ』1999年2月号誌面より


お客様が繁栄し、税理士が繁栄する。
素晴らしいことです。
私は、いつもそれを願っています。

この20年で、中小企業は約120万社消えていきました。
今、日本は、社長が不足しているのです。

3分の2の付加価値の低い仕事を求めて行くのか、
3分の1の付加価値の高い仕事を求めて行くのか、
の分かれ目です。

過去の自分は変えられませんが、
未来の自分と事務所は変えることができます。
未来は、過去の延長線上ではない。

では、どのような事務所を目指せばいいのか?
近未来は、どうなるのか?
マーケットはどう変わるのか?
お客様に何を提供すればよいのか。

これらは、「マーケティングの原理原則」を理解すれば、
今やるべきことが見えてきます。


マーケティングとは、
お客様を事務所に呼び込むためのあらゆる活動を言いますが、
マーケティングは、顧客と事務所の未来を創造するものです。

会計事務所業界は、ますます混沌としてきたように見えますが、
真実の道と光は、厳然と一つの方向を示しています。

マーケティングの原点は、
あなたの事務所のあるべき姿の中にしか存在しません。


第10回となる会計事務所マーケティング集中講座
以下の通り開催されますが、
今回から実践マーケテイング集中講座として、新しくなります。

これまでに全国から税理士先生がご参加され、
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原理原則から、すぐに役立つマーケティング手法まで、
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今回は、私広瀬が2日間、メイン講師を務めますので、
ぜひご参加ください。

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10年前の写真を見て、
「若かったなぁ」と感じたひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。