今、”月次巡回訪問監査”が壊れている?!
みなさん、こんにちは。
今日は、月次巡回訪問監査の実態に少し迫って、
近未来のビジネススキームを考えてみたいと思います。
月次巡回訪問監査でやること
1.証票類とのデータの照合やチェック
2.適正な会計処理の確認
3.経理担当者への助言
4.月次決算の解説
5.経営者への経営助言
これは相手企業が自計化し、経理担当者(社長及び奥さんも含む)が
存在している前提での、お話ですが、
月次巡回訪問監査で一番多く時間を割いてるのは、
1~5のどれでしょうか??
この質問に、90%以上の会計事務所が、
「1と2の経理処理の確認チェックに一番時間を取られている」
あるいは、
「それしかやれていない」
経営者への経営助言や月次決算の解説の時間は、
「10%以内」
「いや、5%にも満たない…」
と回答しました。
こんな状況ですが、月次巡回訪問監査の最終目的は、
経営指導や経営助言。
そして経営者とのコミュニケーションだったのかと思います。
もしこれが、自計化をやめて、すべて記帳代行だったら…
と考えてみると、一番時間を割いている、
経理処理のの確認チェックは、
訪問前にすべて終わっていることになります。
ここまでのお話は、ご理解いただけたと思いますが、
クラウド会計ソフトによって、
訪問前にすべての経理指導やチェックが終わっていたとしたら、
みなさんのところの職員は、訪問して何をします??
月次資料とその説明フローが確立されている事務所は、
問題ありませんが、毎月の訪問時に、
経理のチェックや確認に職員が時間を費やしていたとしたら、
それこそ訪問して何もすることがなくなるかもしれません。
最近、話題に上っている、
「経理代行」は、こうしたことの解決の一つになる、
と私は思っています。
顧問先の「いちばん面倒くさいこと」に、
手を貸すかサポートしてこそ、
長続きする関係が生まれるし、
顧問料を下げるということにはならないと思っています。
そんなお話をみなさんでしませんか??
今週の木曜日に開催する「第13回税理士会議」で
「記帳代行&経理代行」をテーマに話し合います。
当日はみなさんで、このようなことを
お話しする予定です。
▼【第13回 税理士会議】記帳代行&経理代行【講師コメント】を動画で見る▼
(再生時間:約1分30秒)
お昼を食べに外に出たら…
思わず、「マイナンバー」ののぼりに反応してしまったひろせでした。