「顧客拡大”実践”ビジネスフェア2010」開催しました

2010年12月08日

皆さん、こんにちは。広瀬元義です。

12月2日(東京)、7日(大阪)と2日間、
「顧客拡大実践ビジネスフェア2010」を開催いたしました。
2日間で延べ604名のセミナーご参加を賜りました。
本当にありがとうございました。

さて、今日はその中から気になったことをお話します。

講師としてご講演いただいた税理士法人FISの元村康人先生や
税理士法人スバル合同会計の垣本栄一先生のお話しで明らかになったことは、
お客様を増やそうとしない限り、お客様を増やせないんだということです。

自然増なんてことに期待をかけても、今は減るだけです。

垣本先生は、東京会場にて基調セミナーでの講演と
パネリストを引き受けてくださいましたが、
「うちの企業文化は”顧客拡大”だから」
と、こともなげにおっしゃいました。
顧問先1800件、職員約80名の大所帯をご自身でつくり上げました。
まさに、平成の会計事務所の典型です。

昭和の時代は、
「TKCコンピュータ会計だから…」
「JDLの財務オフコンを使っているから…」
「ミロク経理だから…」

こうしたブランディングで事務所拡大を図り、
特に、TKCさんの第一次世代の方々は、
全国で最初に巨大会計事務所(職員100人強)を
当時つくり上げました。

ところが、
若い会計事務所である税理士法人FISの元村先生は、
開業3年半で250件の顧問先を獲得しましたが
TKCでも、JDLでも、ミロクでもなく、“FIS流”でした。

企業競争と言うのは、新しい会計事務所が
古い会計事務所にとって代わることを言います。
だから、皆さんは常に新しい会計事務所に
学ばなくてはなりません。

過去の延長線上の努力をしても、結果は出ません。
今、会計事務所業界では、大きな変化のうねりが
たくさんの人たちを飲み込もうとしています。

いつの時代も、同じルールや武器で戦うわけではありません。
いち早く、新しい武器を使い、時代の胎動を見つけた人が
次の覇者になるのだということを、今回のフェアで確信しました。

また、もう一つのテーマであった、
「会計事務所M&A」について、
皆さんはどのようにお考えでしょうか?

恵比寿は、ラーメン屋さんの激戦区です。
先月、私のひいきだったつけ麺のお店が閉店しました。
今日そのお店の前を通ったら、改装中で、
今度は焼肉店が入るそうです。

つけ麺のご主人はまだ若いオーナーでした。
約10ヵ月で閉店して、残ったのはきっと、数百万の借金かもしれません。
ほとんどの商売が、閉店になってしまえば残るのは借金だけです。

ところが、会計事務所はどうですか?
5,000万円の顧問料売上の会計事務所を今日閉業するとしたら、
なんと、5,000万円で売れる時代になったんです。
M&Aは会計事務所にとって、
戦略的な拡大ツールとなりました。

米国西海岸にある、1,700人規模モスアダムス社(MOSS ADAMS LLP)。
何回もM&Aを繰り返して大きくなりました。
今では全米で11番目に大きな会計事務所となり、
シアトルの本社を含め21の支店を持っています。

当社では会計事務所のM&Aの支援も行っています。
東京での案件もございますので、
ご興味のある方はお問い合わせください。

◆会計事務所M&A支援サービスについて

◆すぐに問い合わせたい方はこちら

ひろせでした。

BOOKS著書BOOKS(著書)

PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。