成約率を上げるオフィスづくりの工夫とは?

2011年02月23日

皆さまの事務所の受付や応接室は、どのようになっていますか?

受付での印象はマーケティングの第一歩」と言います。
最近は、受付スペースや応接室に、工夫を凝らす事務所が増えてきました。

弊社主宰のFANアライアンス加盟事務所である銀座中央会計事務所では、
所長の神田宗豪先生をはじめ、
全職員が顧問先や見込み客にこう声をかけています。

「とにかく一度銀座に来てください」

昨年7月に事務所を銀座に移転した同事務所では、
白を基調とした明るくしゃれた雰囲気の応接室をはじめ、
オフィスのそこかしこにマーケティング戦略が散りばめられています。

今回はこの“成約率を上げるオフィス”づくりに成功している神田宗豪先生に
『税理士業界ニュース』編集部がおうかがいしたお話をご紹介します。



─現在、新規拡大は?

Webを中心に戦略を練っています。
Webで集めて、一度事務所に無料相談に来てもらって、
成約につなげられればと考えています。

─応接室はおしゃれなつくりですね。評判はいかがですか?

はい、おかげさまでお客様に好評です。
コンセプトは、ここ銀座にあるようなコーヒー1杯1000円のカフェです。
リラックスした空間でコーヒーを飲みながら財務の話ができればいいなと考えています。

─新規契約にも好影響を与えるのでは?

そうですね。
先日も2件の見込みのお客様がいましたが、2件とも成約しました。

─すごいですね。何か戦略でもあるのですか?

実は、経営計画の書籍や確定申告・決算報告のファイル等を
お客様の席から見えるところに置いているんですよ。
そうすることで会話のきっかけが生まれます。

─どんな効果があるのですか?

例えば、書籍がお客様の目にとまれば、
すかさず書籍の説明をして、場合によってはプレゼントします。
また、ファイルの話になれば
「当事務所は決算等をこのようなファイルで提出します」と説明します。
このように業務を「見える化」することで、
お客様が私どものサービスをイメージしやすくなります。

─ほかには何か戦略が?

応接室をあえていちばん奥にして、お客様が通る際に事務所全体を見られるようにしました。仕事の雰囲気を感じ取ってもらうのが狙いです。


─オープンなオフィスなんですね。気をつけている点は?

整理整頓とあいさつです。
人目につくオフィスなので、整理整頓には気を配っています。
あいさつも徹底しました。
玄関から応接室に入るまでのすべてがマーケティングです。
お客様に「おもてなしの心」で接するために、常に練習を重ねています。

─新しいオフィスが職員さんに与える影響は?

お客様を事務所に呼ぶ頻度が高まったので、業務効率が上がりましたね。
あいさつを徹底したことで、ホスピタリティーの精神が生まれ、
通常の仕事にプラスアルファの提案を積極的にするようになりました。
これは大きな収穫ですね。



いかがでしょうか?

新規のお客様を順調に獲得している事務所には、共通点があります。
それはお客様に事務所に来てもらうことを推奨する
店舗型事務所」を心がけている点です。

「契約なんてどこでしても同じ」と思いがちですが、
決してそんなことはありません。
慣れない相手先よりも自分の事務所のほうが
契約を決めるにあたって調子が出るものです。

ぜひ、皆さまも試してみてください!


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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。