目的は、「会計事務所がやりたいだけだった」のか…!?
「日本人はスキルにお金をかけるが、考え方にお金をかけない」
今こそ、経営のセオリーを学んで事務所を飛躍させましょう!
皆さん、こんにちは。
今日は、仕事の目的について考えてみたいと思います。
20代の女の子が会社を訪ねてきて、
『「投資」について考えているので、教えてほしい』
と、専門外の相談があった。
彼女は、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』に感化されたらしく、
不動産を持ちたいと言う。仕事は、アパレル系の会社勤め。
「やはり、これからはキャッシュフローですよね」
と言い、まず最初はワンルームマンションの一室でも持ちたい、
と、目を輝かせる。
1ヵ月前、ロバート・キヨサキの幕張での講演を聞いた。
4000人もの人間が、そう、老若男女が集結した。
私もその中の一人。
4000人が立ち上がって、「キャッシュフロー、キャッシュフロー」と、
右手の拳を上げて合唱させられたのには、辟易とした。
みんなまじめに、拳をつきあげ、楽しそうにしていた。
そのとき、知り合った女性だ。
今日は、近くに来たから、広瀬さんのビジネスが見たいと言った。
そう、同じ日に、もう一人、男性からも相談があった。
彼も、20代。
半年前に、不動産の仲介業を始め会社を興したものの、うまく行かない…
と悩んでいる。
彼の夢は、とにかく会社を立ち上げたい、だった。
昔、成田離婚が流行った。
カナダに新婚旅行に行くのが、2人の夢であり目的だった。
とても楽しい時間が過ぎた。
2人は、成田に戻ってくると、夢から覚めたように別れてしまった。
税理士として独立するのが夢の人は、
独立することで、夢が果たせてしまう。
元いた事務所の所長程度の規模が目標なら、
その程度の規模で、成長が止まってしまう。
会社勤めの人は、安定を求めるという。
だから、公務員や大企業が人気なのかと、少々がっかりする。
次に、税理士のような、小規模ビジネスの経営者は、
職員より自分が賢くなろうとし、自分のスキルを磨こうとする。
多くの税理士さんが、5、6名程度の事務所で終わるのは、
このパターンだ。
これを、ビジネスに変えなければならない。
ビジネスとは、他人の頭と時間を使うことだ。
この切り替えができなければ、
会計事務所も30名の壁を越えることができない。
常に、自分が一番でなければならないし、
自分の技術を磨くことで満足してしまう。
世の中の金持ちの、3分の2は、仕事をビジネスにした人だ。
ビル・ゲイツも、ソフトバンクの孫さんも、facebookのザッカーバーグも、
仕事をビジネスに変えた。
仕事をビジネスに変えなければ、金持ちにはなれない。
3分の1は、誰かから富を受け継いだ人だという。
この話、プロローグとして、ここで終わりますが、
どう思いますか?
私のところに、誰一人として、
「金持ちになりたい」と相談に来た税理士さんはいませんが、
「事務所を大きくするにはどうしたらいい?」
と相談に来た人は、たくさんいます。
金持ちになるためのセオリーを理解すれば、
これからやることが見えてきませんか?
ところで、ある講演で聞いた話なので、聞き流してほしいのですが、
1億円以上の高額宝くじに当たった人の95%が、
宝くじに当たってから、7年以内に自己破産している
ということらしいのですが、どう思います?
要は、
「金の生み方」「金の活かし方」「金の保ち方」がわからないからだ、
ということらしいのですが、何か説得力があります。
で、本日のタイトル、
“目的は、「会計事務所がやりたいだけだった」のか…!?”
の意味、お分かりいただけましたでしょうか?
宝くじもあたらず、せっせと働いていてよかったと思いながら、
シアトルでこのメルマガを書いているひろせでした。