25000ドルのアイディア

2010年04月14日

さて今日の話は、アイビー・リーの「25,000ドルのアイディア」です。
1900年代、業績不振で喘いでいた鉄鋼会社のチャールズ・シュワップと、
その相談をうけたコンサルタントのアイビー・リーの話です。

「あなたの会社の能率を50%以上改善する方法がある」
と、アイビー・リーは言いました。

「ここに1枚の紙がある。明日しなければならない仕事を6つ書いてくれ。
そして重要なものから順に番号をふってくれ。
明日会社に行ったら、重要な仕事から順に
1、2、3……とこなせばいい。
もちろん全部終わらなくてもよい。
最も優先順位の高い仕事がこなせたんだから。

大事なことは、これを毎日続けることだ。
翌日の重要な仕事を書き出す。それに優先順位をつける。
それを一つずつこなす。それだけでよい。
同様のことを社員にもさせるのだ。
そして効果があると認めたら、
妥当なコンサルフィーを私に払って欲しい」

後日チャールズ・シュワップは、
感謝の手紙に25,000ドルの小切手を添えて
アイビー・リーに送ったそうです。

やはりアドバイスは、長さや量ではなく”効果”ですね。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。