インパクトのあった税理士の解約理由ベスト3
皆さんは、今の顧問先を維持するために、
どのような工夫をされていますか?
社長さんが税理士を替える理由は、
いろいろあると思いますが、
当社が実施した経営者向けアンケート調査では
(調査期間:2009年10月1日~2010年3月31日)
そのおよそ8割がコミュニケーション不足であるという
結果が判明しました。
社長さんは、例えばどのようなところに
不満を感じるのでしょうか?
小さい不満の積み重ね、ちょっとしたすれ違い。
いろいろあると思います。
今回は、当社の税理士紹介サービスに寄せられる
全国の社長さんの生の声から、
特にインパクトの強かった3つをご紹介したいと思います。
それでは公開します。
「インパクトのあった税理士の解約理由ベスト3」です。
【No.1】「税理士にお金の質問をするな」って!?
(製造業・年商1.3億円、2代目経営者)
顧問税理士から会社設立についての請求書が届きましたが、
金額・項目共にまったく同様の内容で司法書士から請求が来ていました。
不思議に思い請求書の内容を会計事務所に確認しようとしたところ、
「税理士にお金のことを質問するな」と怒鳴られ、
それ以上何も言えませんでした。
しかし、会計事務所が間違えて請求したものであることが
後日判明して、愛想が尽きました。
【No.2】プライドが高いだけ!? もう散々です。
(運輸業・年商13億円、役員兼経理担当 社長夫人)
会社で頼んでいる税理士に、
社長の親族の相続を担当していただいたところ、
自信満々で事前にかなり高額な手付金を要求されました。
やむを得ず事前に支払い、業務をお願いしたのですが、
今度は相続人とまったくコミュニケーションが取れず、
相続人全員から大クレームが起きる始末。
私が親族全員に頭を下げてなだめて回ったりと本当に散々でした。
さらには株式評価が絡む相続は初めてだった事が判明し、
なぜ最初から言っていただけなかったのかと呆れるとともに、
もうここまでだなと思い解約をしました。
【No.3】タメ口に暴言。思いつきで振り回さないで!!
(小売業・年商8000万円、2代目女性経営者)
他の税理士紹介会社に紹介依頼をしてお願いした先生なのですが、
前回は75歳の先生でレスポンスも遅かったので、
若い先生が良いと思い30代前半の先生に切り替えました。
ところが、年下の税理士にタメ口で会話される上、
暴言が多く、会うたびに不愉快な気分になりました。
また、経営アドバイスを求めたところ、幾つか提案があったのですが、
経費が大きく掛かることなので時間をかけて検討しました。
かなり様々な角度から検討した結果、
実行出来ないと判断したので先生に伝えると、
「そんなこと話しましたっけ?」との返事。
思い付きの言葉に踊らされたような形になり、
先生にはかなり失望しました。
やはり人間性も経験も豊かな
40代以降の先生をお願いしたいと思っています。
いかがでしたか?
「こんな税理士ほんとにいるの??」って
驚いてしまうような内容もありますが…。
日頃からうまくコミュニケーションをとることが
今のお客様を守る上ですごく大事なことだと思います。
先週発売の私の新しい書籍のなかには、
社長目線、税理士目線の両方から
「社長はどうして税理士に不満・疑問を抱くのか」
「社長と税理士のすれ違いはどうして起こるのか」
などについて、参考になるポイントをたくさん書いています。
経営者向けの書籍ですが、税理士先生にお読みいただいても、
充分役立つ内容になっています。
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