Y世代が新しい会計業界をつくる。 ~米国CPAマーケティング協会サミット 参加報告(2)~

2013年06月21日

皆さんこんにちは。
AAMサミット報告の二回目は、
ベビーブーマー世代の後を牽引する人々についてお話しします。

この話は、AAMサミットの基調講演で
お話しいただいた、AICPA会長のRichard.J.Caturano氏と
CEOのBarry Melancon氏の話を元にしています。

アメリカの会計士の年齢も高くなりました。
アメリカでもトップクラスの会計事務所が集まったある会場では
50代、60代がほとんどを占めていたというのも
うなづけます。

これからどんな時代になるのかというと、
Y世代の人や女性の活躍が非常に目立つようになってくるとのこと。

日本では、
1947年から1951年生まれを「団塊の世代」と言いましたが、
アメリカでは、
1945年から1959年生まれを「ベビーブーマー」と言い、
1960年から1974年生まれを「X世代」と言います。

そして、1975年以降に生まれた世代を「Y世代」と呼びます。
この「Y世代」は、「X世代」とは明らかに違った行動を取ります。

「X世代」は、戦後を牽引した戦後世代の後に
追い付けとばかりに、真似をしたり、その延長線上を見習い、追いかけてきました。

つまり、「X世代」は戦後世代の模倣であり
サポート役でしかなかったと思います。

ところが「Y世代」は
物心がついたときから、コンビニ、ファストフード、PHS、パソコンなどと
普通に接してきた世代。

私は、かろうじて団塊の世代ではないですが
やはり「Y世代」と女性が新しいビジネスの形を作るのではないか
という話に、うなづけます。

関係ない話ですが
私が30代の頃は老舗の寿司屋や高級店に行くと
先輩方の端で、借りてきた猫のような感じで、寿司をいただいたものでした。

今の若い、それも30歳前後のIT系社長などを見ていると
私の連れの女性より、さらにきれいな女性を連れて
臆することなく、寿司を頬張って、ムルソーなどを飲んでいる。

良いか悪いかではなく
明らかに時代が変わったと、ふと認識してしまう瞬間です。

サイバーエージェントを興した、藤田晋氏が著書『起業家』の前書きで
「孤独、憂鬱、怒り、それを3つ足してもはるかに上回る希望」
と、ILL-BOSSTINOの詩の一節を書いていました。

これからますます変化のスピードが速くなってきて
多様化、多角化してくると思いますが
本来の役割を見失わないで、未来を築くしかありません。

50代、60代の皆さん
ますます元気で。

30代のみなさん、自らの手で。

最近、Dragon Ashの曲ばかり聴いている、ひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。