飯塚毅会計事務所の凄い話 (その3「驚異的なアイデアで顧問先を増やす方法」)
みなさん、こんにちは。
今日も、飯塚毅会計事務所の元職員だった
鷹宮和宏さんのお話をします。
鷹宮さんは現在、元村康人先生の会計事務所、青色申告会計で
職員として働いていますが、
社団法人青色申告研究会の理事長でもあります。
当時の飯塚毅会計事務所で、主査以上だった方の売上は
全員1,500万円から3,000万円を超えていたそうです。
みなさん方の事務所と比較してどうですか?
組織は、
所長-所長代理-部長-課長(決算課長、業務課長、巡回課長)
-主査(巡回担当)-助手-オペレータ
という15人程度の事務所でした。
そうした中での、巡回監査の目的は、
1.社長を一大グループにするための指導
2.顧客紹介を受けるための営業活動
3.顧問料を小切手や現金でもらうための徴収活動
4.安否確認
5.帳票チェック
だったそうです。
やはり基本になるのは、コミニュケーション能力かと思われます。
もうひとつの巡回監査のやり方です。
1.帰る時間を伝える(上下関係の確認)
2.重要なことから話してもらう
3.ひたすら唸る
4.集金
5.営業活動
この中で、「ひたすら唸る」という意味について
みなさんは、どう受け止めます?
最近は、税理士稼業を
みんなでチープなものにしてしまった気がして、
残念でなりません。
みんなで顧問料の値下げ合戦。
安売りサイトへの登録。
もういい加減にやめた方が、
いいんじゃないかと本気で思っています。
だって、帳票を見て
税理士先生なり職員なりが唸っていたら
絶対に感謝されると思います。
そのおかげかどうか、
飯塚毅事務所では、廃業以外の解約は、
ほぼゼロだったそうです。
これに関しては、飯塚毅先生の力と言うより
・巡回監査担当者が、お客様を愛していた
・幹部が巡回監査担当者を愛していた
・飯塚毅先生の家族が、幹部を愛していた
からだと言えそうです。
そして、飯塚毅先生は、全員を愛していたし、
特に家族を愛していたそうです。
こうしたことが、原点にあるからこそ
お客様は、飯塚毅会計事務所から離れなかったのでは、
と納得がいきました。
ところで、どうやって鷹宮氏は
86件の顧問先の担当をこなしているのでしょう。
その答えは分社化です。
分社化するメリットを伝え、
そのメリットが享受できるなら、顧問先は分社化に応じます。
すると、一回の顧問先訪問で
数社分終わらせることができるというわけです。
実際に、鷹宮氏の顧問先には
30社ほどの分社企業が混ざっているとのことでした。
結論のみ聞けば
「なんだ、そんなことか…」
と、理解されると思います。
しかし、鷹宮氏はそれを実行し
飯塚会計事務所を離脱してから、
古尾谷会計事務所(税理士法人FIS)、
ベンチャーサポート上野オフイス、
そして、元村税理士事務所と勤務された間
これまで培ったやり方を変えないからこそ
売上を維持できているのかと思います。
月次巡回訪問監査の原点を見た!!
と言うお話でした。
鷹宮氏に直接お話を伺ってみると、
いろんなヒントが湧いてくると思います。
「ぜひ直接聞いてみたい」という方は
以下の日程、場所で行いますので、
・税理士会議 第8回 11/18(火)(名古屋)
・税理士会議 第9回 11/19(水)(大阪)
にご参加ください。
またまた、秋が深まってきましたが、
秋になると、
秋の日の
ヴィオロンの
ためいきの
ひたぶるに
身にしみて
うら悲し。
という、ヴェルレーヌの詩を思い出します。
落ち葉は片付けないで、舞ってるのがいい。
なんて思うのは、私だけなんでしょうか…ひろせでした。