アメリカ会計事務所のM&A
みなさん、こんにちは。
今日は、アメリカの会計事務所のM&Aについて、お話しします。
みなさんは、いつリタイアしますか?
最近は、税理士先生とお話ししていて
年下の方が増えてきたので、
ついつい自分の年齢を意識してしまいますが、
やはり年をとるということを受け入れつつ、
自分のあるべき姿を想像しなければなりませんね。
まあ、命は尽きるもので、
リタイアは、元気なうちに計画を立てるのが一番といいます。
20年前、米国ワシントン州のCPA向けの新聞に
「売りたし、買いたし」コーナーがあって、
中古のパソコンなどと同じ欄に
「会計事務所買いたし!!」の広告が出ていたのには
驚きました。
そんな、会計事務所M&A先進国のアメリカ。
いろんな面で整備されています。
特に、BANK of AMERICAは
会計事務所専用のローンをやっていて
売買価格の70%を用立ててくれるというから
若いCPAにとってはありがたいことです。
70% ローン(銀行借入)
20% 分割
10% 頭金
こんな感じでしょうか。
売買価格は、利益の3倍が目安です。
大体1億円未満の売上の場合、
30%強が利益というところですから
日本と同じ、売上金額相当というのが相場のようです。
アメリカでの一般企業のリタイアメントプランも整備されています。
80%がファミリービジネス。
そのうち3%しか4世代まで残らないそうで、30%は次世代までだそうです。
ご存知かもしれませんが、
アメリカでも90%が10名以下の会計事務所です。
米国西海岸でも最も大きい
モスアダムス会計事務所では、
10年で35の会計事務所をM&Aしたそうです。
現在、手元に
「今後M&Aしたい200の会計事務所」が
リストされているというから驚きです。
これらのお話を
11月11日(火)に「第3回会計事務所のビジョナリーサミット2014」に登壇する
トーマス・S・ボーンさんから伺いました。
米国会計事務所業界で20年以上活躍されていたので、
本当にいろいろな情報を持たれている方です。
今回はクラウド革命についてお話をいただきますが、
本当にみなさん、楽しみにしていてください。
今週末、トム・ボーンさんにお会いして
講演いただく内容について
最終の詰めをいたします。
そのトムさん。
相続の対策などの案件を受けるときに、
次の質問をするそうです。
「あなたは、食べることが好きですか?
あるいは、睡眠をたくさん取るのが好きですか?」
この質問の答えで、対策の方針を決めるそうです。
・「食べるのが好き」と答えた人には、
リスクをとるのが好きな人なので
ある程度のことまで節税をした方がよい
・「睡眠をたくさん」と答えた人には、
IRSからの調査が入ったときに
いろいろ言われないように補完しておく
とのことでした。
11月11日(火)「第3回会計事務所のビジョナリーサミット2014」。
参加者が、250名を超えました。
本メールで、申し込みをした方に限り、
30名様まで、早割の5,000円で提供いたします。
300名定員なので、お早めにお申し込みください。
今週、メルマガを4本も書いてしまった
ひろせでした。