飯塚毅会計事務所のすごい話(その2「給与の上げ方と顧問先の増やし方」)

2014年10月21日

みなさん、こんにちは。
今日も、飯塚毅会計事務所の元職員、鷹宮和宏さんのお話をします。

ご存知の通り、飯塚毅会計事務所の飯塚毅先生は、
株式会社TKCを創業した人です。

さて、前回の続きです。
自分の給与を上げるには、主査にならなければならない。
主査は、巡回の担当をやれるだけではなく
別会社の保険会社に出資もできるし、配当ももらえる。

それで、やはりみんな頑張って
主査になろうとするのですが、
そのためには、在職している主査全員の、
承認をもらわなけらばならないそうです。

反対者がいたときは、
誰が反対したのかもわかります。

ということは、
在職中の主査全員に好かれなければなりません。

したがって、
高いコミニュケーション能力を持ち、
事務所のビジョンが共有できていなければ、
承認が出ないそうなんです。

もっと、興味深いのは
助手は、上司に好かれるように、一生懸命仕事し、
主査である上司は、
手間のかかるお客様や、単価の安いお客様を、
下に(助手へ)渡し、ストレスを減らしていたというから、
本当に、一石二鳥だと感心しました。

もうひとつ、固定給のベースアップには、
勤続年数と読書命令があったそうです。
指定図書を10回読むと、昇給3,000円。

「税法の読み方判例の見方」
「モンゴメリーの監査論」
は、10回読んだらスポットで100万円と
言うのもあったというから驚きです。

ちなみに
「読んだ人がいたのかどうか?」
の質問には
「一人か二人いたかどうか…」
という回答でした。

飯塚毅先生自身、独学でドイツ語の
原書を読んでいたくらいですから
説得力は、充分にあったそうです。

そして
「読まなくても構わないが、力はつかない」
とのお言葉。
単純な言い回しですが、含蓄のある言葉です。

さて、次回3回目は、
どうやって、鷹宮氏が月に86件もやれるのか、
その真相のお話をしたいと思います。

直接聞きたいという方は、

・税理士会議 第8回 11/18(火)(名古屋)
・税理士会議 第9回 11/19(水)(大阪)

にご参加ください。


夜遅く。
一向に消えることの無い、
となりの事務所の蛍光灯。

秋深き隣は何をする人ぞ

そんな芭蕉の句が頭に浮かびました…。

ワインを飲むか
まだまだ仕事をするか
それより読書をするか。

などという、ためらいもなく
ワインを飲みに行ってしまった、ひろせでした…(._.)

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。