顧問料は、時間に比例するのか?
みなさん、こんにちは。
今日は、タイムチャージということについて考えてみたいと思います。
売上=単価×時間
単価は、その人の職責(スタッフ、マネージャー、パートナー)によって決まります。
それに請求する時間をかけて、顧問報酬額が決まるのが、
アメリカでのタイムチャージです。
「私の1時間あたりの請求単価は、250ドルです」
と、自慢げに言うのを何人からも聞きました。
請求単価=その人の価値
ということですから、請求額が高ければ自慢げに言うのもわかります。
日本の場合、そんな面倒くさいことを言わずに、
「1ヵ月まとめて、3万円とか2万5千円」というように、
月額顧問料を決めますが、アメリカではその金額の根拠を示さないと、
お客様もなかなか納得してくれません。
ところで、その時間請求に疑問を生じてきているのが、
最近のアメリカ事情です。
『Accounting Today(アカウンティングトゥディ)』の編集長
ダニエル・フッドさんは、
「時間単価請求というより、
もっとCPAの存在価値を表すものに、
お金を払ってくれるようにならなければならないんだ」
とおっしゃっていました。
クラウド会計ソフトでは、
銀行データの自動取込みなどが、簡単に行われるため、
「入力作業時間などによって
請求額を決めていたものから、変えていかないと
収入減につながってしまうのでは…」
という懸念からでした。
全米で最も利用されているクイックブックスなどは、
会計ソフトにログインしていた時間合計などもわかるから、
なおさらです。
こうした将来の事情を加味しながら、
今後の手を考えるのと、
暗中模索の中、無手で取り掛かるのでは、
結果は、絶対に違ってきます。
アメリカの会計事務所事情と、
クラウド会計ソフトについては、
以下のビデオで簡単に説明していますので、
ぜひご覧ください。
今週は、東京、大阪、名古屋で、
「次世代の会計事務所の成功法則セミナー」
の講師をやります。
ぜひ、お越し下さい。
朝の散歩で、秋を感じた
ひろせでした。