皆さんお元気ですか? 頑張っていきましょう!!

2011年03月16日

皆さん、こんにちは。広瀬元義です。
いつもメルマガをご覧いただきありがとうございます。

3月11日(金)に発生した東日本大震災により
本当に多くの方が被災され、今も被災地では
大変な日々を過ごされていると思うと大変心が痛みます。

また、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、
被災された皆様とその家族の方々に心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を祈っております。

私も東京で、生まれて初めてとも言える大きさの揺れを体験しました。
長い時間の揺れの中での不安と恐怖は、例えようもありません。
当日は交通機関が不通になり、会社に泊まり込むことになりましたが、
当社では幸い、みんな無事で安心しました。


東北税理士会、関東信越税理士会の名簿によると、
今回の震災で大きな被害を受けた地域の税理士先生は、
以下の通り、864名にも上ると予想されます。

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青森県 286税理士(95税理士)
岩手県 247税理士(29税理士)
宮城県 951税理士(293税理士)
福島県 523税理士(129税理士)
茨城県 816税理士(318税理士)
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※()内は上記5県について、税理士会登録住所が、
津波が襲ったと報道される市区町村にある税理士数です

皆さまが、ご無事でしっかりとお仕事に
戻ることができることを、心から祈っています。


震災の直撃を受けた仙台市青葉区の椎木秀行先生より
その数日後にメールをいただきました。
先生の許可を得て、以下に公開いたします。

* * * * * * * *

広瀬さん
アックスの皆様

ご心配、ご支援ありがとうございます。
情報提供、とても心強く思っております。
また、節電のご協力、ご不便をおかけしております。

少し落ち着いたので、メールします。

さて、私は、仙台市青葉区にオフィス、自宅共に有りますが、
当日は、築40年近いビルの7階におりました。
すごい揺れでしたが、私は立ったまま、書棚を抑えていました。
ニュージーランドのビル倒壊を連想し、
生まれて初めて「死」というものを意識しました。
書棚は、一本倒れ、机の上のPC、書類などは、
散乱し、足の踏み場がない状況でした。

地震が収まり次第、
3人の子供の安否確認のため、
小学校、保育所、幼稚園と自転車で回りました。
全員無事で、自宅に帰りました。
避難所は、1歳の赤ちゃんでは耐えられないと思い、
自宅で不安な夜を過ごしました。
私の地域は、3日目に電気が回復しましたが、
水とガスはまだ復興していません。

そして、本日、絶望視していた情報不足の石巻渡波地区に、
義妹家族の安否確認に行ってきました。
真っ暗のトンネルを3キロ歩き、一日歩きまわって、
行く先々の避難所で見つけることができずませんでしたが、
最後の最後の場所で、やっと生存情報を確認しました。

今回の地震でたくさんの事を学びました。
生きること、
行動すること、
そして、自分に出来ることを精一杯やろうと改めて思いました。

そこで、弊社では、明日から、
「東日本大震災せんだいビジネス復興センター」を開設したいと思ってます。
政府、自治体は、大きな事業者向けには、様々な支援を行うと思いますが、
中小企業支援は、後回しになります。

まずは、オフィス環境が整わない事業者様向けに、
当分の間、弊社のセミナールームをオフィスとして無料で開放し、
ビジネス復興のために、役に立てていただければと思っています。
LAN、コピーも無料で提供します。
仙台駅前なので、バスで駅前まで来れば、
少しでもビジネス環境を作れると思います。

どのようなニーズが有るのかすらわかりませんが、
まずは、出来ることから始めたいと思います。

そのなかで、具体的にご支援をお願いするケースがあるかもしません。
その時は、よろしくお願いします。

椎木会計事務所
代表取締役 椎木 秀行(しいき ひでゆき)

* * * * * * * *

とても力強いメールに感動しました。

関東の地震などと比べものにならないくらいの恐怖を体験された
椎木先生が、ご無事で本当に良かったです。


関東圏でも、余震や計画停電、
あるいは原発ニュースの中、不安な毎日を過ごしていることと察します。
東京のスーパーで、お米の袋を
何個も抱えている人を見ましたが、悲しい気分になります。
最低限の物資があれば、十分にみんなに行き渡るのに、
一人が二倍買えば、みんなに行き渡りません。
もちろん、最大の被災地である、東北地方へ物資が行かなくなります。

関東に住む私たちも、足元が揺れ、怖い思いをしましたが、
私たちの何十倍も苦しんでいる人、
今日もお母さんを探して、
小学生の女の子ががれきの中を歩いている姿を
思い起こしてみてください。

これが日本の映像なのかと、目を疑いたくなりました。
今こそ、本当の人間としての強さが問われる時だと思います。

真のリーダーとは、危機に面した時にその真価が問われると言います。
みんなで「心を一つ」にし、頑張っていきましょう。


何人かの先生から、
「アックスで義援金を募ってみては?」との提案もいただきましたので、
その回答を、このメルマガを通じて記述します。

当社で義援金を募ることも検討してみましたが、
当社の事業を推進し、一日も早い日本の復興に、日本国民の一人として、
また、事業会社の責任者としての責を果たすことが最優先と考えました。
そこで、次のような結論に至りました。

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東北地方太平洋沖地震に対する義援金拠出について

株式会社アックスコンサルティングの代表取締役・広瀬元義は、
個人として、被災者の方々の救援や被災地の復興に役立てていただくため、
義援金として100万円を寄贈いたします。
また、社員全員から義援金を募り、合わせて被災地へ寄付いたします。

次に、弊社アックスコンサルティングでは、
弊社DVD/CD教材の4~6月の売上の一部を、
被災地復興のための義援金として寄付をすることを決議しました。
以上、ご報告申し上げます。

また、皆様の中に被災者義援金の寄付を希望される方がいらっしゃいましたら、
弊社では取りまとめることが困難ですので、
こちらの参考サイトをご利用いただけますと幸いでございます。

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弊社は、今後とも「会計事務所の経営戦略パートナー」として、
全国の税理士先生ならびに関与先の企業様をご支援するという使命を
遵守し、全うしてまいります。
一刻も早い復旧・復興のため、
弊社として可能な限りの努力をさせていただく所存でございます。

アックスコンサルティンググループ
代表取締役社長 広瀬元義
社員一同

※セミナーなどの税理士事務所への支援業務は
これまで通り開催してまいりますのでよろしくお願いいたします。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。