会計事務所の”SaaS”って、どうなんですか?
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皆さん、こんにちは。
今週末から、アメリカに行くので仕事に追われています。
ご存知の方も多いと思いますが、
米国会計事務所マーケティング協会(AAM)の全米大会に出席します。
今年で、8年続けての参加になります。
日本人で正式会員になっているのは私だけなので、
目立つ存在で、多くの人から顔を覚えられました。
今年のテーマは、
「Take Your Firm to New Heights」です。
「会計事務所を新しい高みへ導く」と言うことですが、
いよいよ、次の段階へ入ってきた気がします。
ちなみに、昨年のテーマは、
「Building Strong Foundations for Firm Success」
で、「会計事務所の成功のための強固な基盤をつくる」でした。
いつも講演で皆さんにお話ししていますが、
私は、日本の会計業界は、アメリカの会計業界に、
15年以上遅れていると思います。
遅れているというのは、
会計事務所の経営環境のことです。
15年以上前、日本では、
資格のある所長1人に、無資格者の職員が30人、
というように、有資格者が非常に少ない事務所がほとんどでした。
ところが、当時のアメリカでは、30人の事務所には、
有資格者が20人くらいいても不思議ではありませんでした。
最近の日本の会計事務所の状況を見ていると、
30人の事務所に、4、5人の有資格者、という割合が
珍しくなくなってきました。
これから、この割合は必ず増えていきますが、
こうしたことに対応できない事務所は、
間違いなく取り残されていくでしよう。
ところで先日、ある税理士さんから、
「サース(SaaS)って、やった方がいいの? アメリカでは、どうなの?」
という質問を受けました。
結論から言うと、
サース(SaaS)そのものは、アメリカの会計業界では
そんなに流行らず下火になったというのが、実際だそうです。
そういえば、
日本も鳴り物入りで始まったにもかかわらず、
経産省が手を引き、いつの間にか忘れられた感があります。
最近、「サース(SaaS)、どうしたらいい?」
という質問をよくいただくようになったので、私なりの答えを書きます。
まず、考える順番について。
1.コスト : 安いかどうか
2.操作性 : 早いかどうか
3.安全性 : データ保管など
サース(SaaS)の難点は、
ソフトをクラウド上に置くために、
操作性が悪いのに加え、開発までに大変な時間がかかります。
開発側が考えたユーザー数に達しなければ、開発コストが回収できず、
会社そのものが倒産してしまう危険性もはらんでいますから、
慎重にされた方が良いかと思います。
それと、サース(SaaS)だと
顧問先と同時に、同じ入力画面が見られると期待している方、
一見便利に思えますが、絶対にやめた方が良いです。
なぜなら、同じ画面が開けるので、
操作の質問の電話がよくかかってくるようになるからです。
質問を受けたら、すべての仕事を止めて、
電話応対しなければなりません。
このコストが一番かかります。
こうした問題点を解決する、
クラウドタイプの会計システムを、当社で開発いたしました。
なんだか、手前味噌のお話で終わってしまうかもしれませんが、
当社で開発したクラウド会計は、
1.コスト : 無料
2.操作性 : ソフトはダウンロードして使用するのでイライラ感ゼロ
3.安全性 : 顧問先の会計データはクラウド上に置くので
災害時などの緊急時にも安心
今一番売れているパソコン会計ソフト「弥生」のデータも、
取り込んで、同様にクラウド上に保管できる機能を搭載していきますので、
「弥生」をお使いの皆さんも、ぜひ当社のクラウド会計をご検討ください。
クラウド会計について詳しくは、
「Q-TAX」加盟説明会でご案内申し上げますので、
ぜひお越しください。
では、明後日から、アメリカに行ってきまーーす。
ひろせでした。