オーナー目線で考える
皆さんこんにちは。
いよいよ、確定申告も今週で終わりですね。
さて、今日は「オーナー目線で考える」という話をします。
ビジネスとは、利益を生む、お金を生むための手段である、
と考えれば、何にお金を生ませるのか?
ということにたどり着くかと思います。
例えば、
空き地に時間貸しのコインパーキングをこしらえれば、
土地にお金を生ませていることになります。
そこに、借金をしてマンションを建て、部屋を貸す。
そうすると、部屋がお金を生むということになります。
店子が、自分の借金をせっせと支払ってくれる。
ビルの屋上に、広告看板でも乗っければ、
今まで空気しかなかったエリアがお金に変わる。
こんな風に考えてみれば、
皆さんは、仕事をする目線から、
いかに職員にお金を生ませることができるのか、
と視点を変えて、もう一度考えてみれば、
違った方法が見えてくるかもしれません。
最近、ある若い会計士と親しくなりました。
彼は、学生時代に公認会計士試験に受かり、
監査法人を経て、20代後半で独立。
「私一度も、税理士としての仕事をしたことがありません。
まして、伝票入力なるものも皆無」
それでも、税理士事務所として独立したのは、
彼の父親が、税理士として30年以上開業していたという
安心感からかもしれません。
で、彼が親を頼るのかというとそうではなく、
見本にするというか、面白い話をしてくれました。
今、5人で会計事務所をやっていますが、
最初の頃、伝票入力もわからないから、
まず、父親の事務所に行き、ベテランの職員にお願いして、
入力しているところをビデオに収めさせてもらったそうです。
そのビデオを入所したばかりの職員に見せ、
「いいか、これくらいのスピードで打つんだぞ!!」
と教えたそうです。
その彼、面白い発想なんです。
先ほどの、誰にお金を生ませるかの発想で考えたら、
職員にいかにうまく早くやってもらうかしか考えていませんでした。
大概の昔ながらの税理士なら、
まず自分がやって、見本を見せてと考えるのでしょうが、
彼の発想は、まるで違っていました。
税理士って、
自分に技術や知識をつけることには興味があっても、
このようにオーナー目線でものを見る目に、
少々欠けているところがあります。
まあ、それを職人と言ってしまえばそれまでなんでしょうが、
確定申告が明けたら、来年は、いかに自分がやらないで
職員にやってもらうか、を考えてみるのもいいかと思います。
ところで、アメリカ最大の申告代行会社のH&Rブロックはご存知ですか?
全米でも1万店規模で店舗を保有していますが、
最近、数百店舗を閉鎖したそうです。
日本では、e-Tax。アメリカでは、e-fail。
電子申告が、増えてきた証拠だそうです。
こうした電子申告時代に備えた対策は取っていますか?
私、まだ確定申告を済ませていないので、
このメルマガを書き終えたら、e-Taxでちょちょちょいと、
終わらせます。
あ、そうそう。
そんなアメリカのH&Rブロックを一緒に見に行きませんか?
30名の定員ですが、残り15枠になりました。