「雑談」のうまい税理士と下手な税理士

2013年05月10日

皆さん、こんにちは。
今日は、「雑談」についてお話をします。

ゴールデンウィークは、どんなふうに過ごしましたか?

いつものゴールデンウィークなら午前中にゴルフやテニスをして、
午後は本を読むなんてのが、私の過ごし方ですが、
今年は仕事ばかりしていました。

本と言えば、今回の村上春樹の作品

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

この本、読みたくて買ったんですが……
まだ、私の家の書斎の机に置いています。

最初のページをめくったときに、読みたいと思い買いました。

ところで、少し、思い出話になりますが、
村上春樹の作品は、
『ノルウェイの森』も
『1Q84』も
買っただけで読んでいません。

なぜ読んでいないのかの話をします。

村上春樹が群像新人文学賞を取った時も、
村上龍が『限りなく透明に近いブルー』で、群像新人文学賞を取った時も、
単行本ではなく、「群像」という文芸雑誌で読みました。

当時、小説家を目指していた20代の私は、二人の作品を読み終えて、
脅えとも思えるような戦慄が、体を走ったことを、今でも克明に覚えています。

それは、衝撃でした。

自分には、到底ここまで書くことはできない……
それは、負けを認めた瞬間でもあり、
また、なにくそという自分への憤りでもありました。

村上春樹が、すごいと思ったのはデビュー作ではなく
二作目の『1973年のピンボール』でした。
その作品を読んで以来、村上春樹の本は読んでいません。
読んでも素晴らしいだろうということは、想像できるから、
あえて、読む必要はないと思っています。


で、ほとんど前置きで終わってしまいそうなので、
本題の「雑談」について、お話しします。

最初に会ってすぐ、お互いの緊張をほぐすために、
雑談をするんですが、その雑談の際に、
自分の話ばかりしている先生がいます。

とっておきの話をしたり、ゴルフの自慢話をしたり……

これじゃあ、自分の緊張は解けるかもしれませんが、
お客様はどうなんでしょう!?

雑談は、相手の緊張を解くものですから、
相手に話の機会を与えてください。

こんな営業研修を受けたことありますか?

下記の日程で、営業とマーケティングの研修があります。
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来週後半、シンガポールに行きますので、
その際、飛行機の中ででも、村上春樹を読むかもしれません。

どんな時でも、私が一番大切にしていることは、
「今、私ができること」
それに夢中になることが、一番良いことだと考えています。

税理士の皆さんも、目の前にいる、顧問先に夢中になってください。

少し昔の話にしんみりした
ひろせでした。



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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。