税理士は、「成功の復讐」に襲われている
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皆さん、こんにちは。
2日、東証一部上場会社の山水電気が倒産しました。
若い世代にはなじみのない会社ですが、
音響機器メーカーとして一世を風靡した会社です。
昔、音楽は書斎やリビングで聴くものでした。
大型スピーカーから流れる音楽を聴きながら、
コーヒーを飲んだり、ブランデーのグラスを傾けたりするしぐさが、
大人の象徴だった時代もありました。
学生時代に、アルバイトでためたお金を、
こうしたステレオ(音響機器のセット)に
全部つぎ込んだ時期もありました。
そんなこともあって、「サンスイ」という響きは、
当時の私には、あこがれでもありました。
その山水ですが、
1970年に、東商一部に上場しましたが、
資本金53億円の会社の最近の実情は、
社員数人の、弱小企業に朽ち果てていました。
「音楽を持ち歩く」
と考えたのは、ソニーでした。
それを、通信機器に合体したのが
アップル社でした。
ソニーは、現状を維持し、
アップルは未来を作った。
過去の成功体験が
新しい行動や次なる一歩を阻止し、
過去を否定した方向転換ができなくなることを、
「成功の復讐」と言います。
戦略に寿命があるように、
成功パターンにも寿命があります。
会計業界も、
昨日までの成功体験が捨てられない40代、50代の
会計事務所が危機に見舞われ、
過去の成功体験を持たない20代、30代の会計事務所が、
大躍進をしていることを見ると、
「成功の復讐」という言葉が、恐ろしく感じます。
『2012会計事務所の経営白書』は、じっくり読まれましたか?
白書の9ページ、
「会計事務所のビジネストレンド」の12項目を
再度よく読んでみてください。
「成功の復讐」がたくさん隠されています。
まじめな話の、ひろせでした。