会計事務所M&Aで大切なこと

2011年02月02日

皆さん、こんにちは。広瀬元義です。
先日、会計事務所を売りたいという方を、
買取希望の会計事務所にお連れしました。

100名以上職員のいる事務所というのがご希望でした。
その方の事務所の職員数は15名。
年齢は、70代半ば。
所長先生ご本人のお子さんはいらっしゃいません。

やはり、一番の心配事は合併後のこと。

1.譲渡金はどのようにもらうのか
2.自分は残りたい
3.職員も引き取ってもらいたい
4.合併後にお客さんが増えたらどうするのか
5.奥さんはどうなるのか
6.事務所を建てたばかりなので、家賃がもらいたい
7.相続や保険だけ別の収入にしたい
8.職員の退職金はどうするのか

…などなど。

で、最近の傾向は、

・1年間の固定売上が売買価格の目安
・最初に全部支払うケースと、最初に半分強を支払うケース
・譲渡側の先生が残るケースの方がうまくいく
・一定期間は会長職で、その後は顧問
・職員も全員引き取る
・相続等の収入を別収入にしないで、新しい事務所の売上に計上し、
 将来の自分の退職金にする
・職員は一旦辞めてもらって、退職金を支払う

こんなところが主だったルールですが、
会計事務所のM&Aで大切なことは、合併後にお客様を減らさないこと。
それを第一に考えなくては、失敗に終わってしまいます。

「会計事務所M&A支援協会」を立ち上げました。
事務所を売りたい、あるいは買いたいという方、
M&Aで聞きたいことがあるという方は、ぜひお問い合わせください。

ひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。