「会計事務所売りたい人いませんか~」なんて窓の外から聞こえませんか!?
【2日目は満員御礼!】2012年新春感謝祭 お席の確保はお早めに
皆さん、こんにちは。
今日は、会計事務所のM&Aについてお話しします。
『会計事務所の売りたし、買いたし』コーナーが、
ニュースのコラムの中に混じってありました。
それもコピー機やパソコンの広告に混じって。
15年くらい前、WSCPA(ワシントン州CPA協会)を訪問し、
協会の会報を見たときのことです。
その話、日本に戻ってすぐに講演でお話ししましたが、
皆さん、「アメリカだからじゃない…」と一様に口をそろえました。
この話、約1年前にこのマーケティングレポートに載せました。
それから1年、今年はいろんなタイプのM&Aをお手伝いしました。
1億円前後のM&Aは、意外とすんなり決まります。
なぜなら、売る方の事務所もそれなりにしっかりしているからです。
ところが、4000万円以内の案件の場合はちょっと苦労します。
このような事務所はたいてい、
「以前は6000万円の売上があった!!」とか
「いやいや、最高で8000万円、職員も今の倍近くいたね!!」
なんて、自慢げにお話しされるのはいいんですが、
要は、沈みゆく船とは言わないまでも、
下降線はどこまで続くかという読みが買い手にあって、
なかなか骨の折れる交渉を重ねることになります。
したがって、M&Aは結婚と同じで、
婚期を逃すと、なかなか相手が見つからず苦労するらしいので、
やはり登り基調を維持しながら、
つまり、最低でも現状維持をしないと、売るのに苦労します。
まあ、いずれにしても、
毎年目標を持って、売上を伸ばそうと考えなくては、
仕方がないということですね。
ちょっと不思議なのですが、会計事務所の先生方の中には、
「会計事務所を売る」ということ自体が
なんか、違背行為をしているように受け止める方もいらっしゃいます。
「売る行為は、お客様を裏切ることじゃないんですよ」と、
しっかりお話ししてやっと、
「そうなのか…」と納得されるご高齢の先生もいます。
取引金額は、顧問報酬1年分というのが相場ですが、
所得が低い場合は、買い主から減額を要求されることがよくあります。
アメリカでは、
1億円前後ぐらいまでの会計事務所のM&Aは、
所長の所得の3倍と言ったところが相場です。
今年、TKCに所属する会計事務所のM&Aをいくつか手がけましたが、
TKCの先生方は、本当にたくさんの費用を
TKCさんにお支払いになっているので、
一番利益率の良くない事務所の典型になっています。
新規拡大の手法として、東京や大都市圏では、
新設法人を狙うなんていうのもありますが、
地方では、なかなかそういうわけにも行きません。
後継者のいない会計事務所を探して、
M&Aを拡大の手法に使うしかないような地域もあります。
先日聞いた、ウソのような本当の話をしますが、
あるお年寄りの会計事務所に若い税理士が、
飛び込みでやってきました。
最初は単なるセールスマンだと思ったから、
「いらないよ!!」って断ったら、
「私、税理士なんです。ぜひ、先生と合併したいんですけど、良いでしょうか」って、
とっても緊張した面持ちでお話しされたそうです。
玄関先に立たせているのもかわいそうだから、
部屋に上げてあげようかと一瞬思ったけど、
気持ち悪いから丁重にお断りしたそうです。
本当に、時代は変わったもんです。
切羽詰まると、どこまで行くのかわかりませんね。
まさか、M&Aの飛び込みなんて。
しかも本人そのものが…。
見ず知らずの女の子の家に飛び込んで、
「結婚してください!!」
っていうのと、そんなに変りないですよね。
今年1年での、M&Aは10件強でした。
今業界で、会計事務所のM&Aを本業で取り組んでるのは、
当社だけかと思います。
買い希望の方は、
ぜひ登録をしてみてください。
あ、登録したからって、
すぐに案件があるわけではありません。
あったときに一番に声掛けするというものです。
気長に待っていただける方は、ぜひ登録してください。
詳細とお問い合わせはこちらからどうぞ。
ちなみに、M&Aの最短は、2ヵ月。
最長は、3年以上です。
ひろせでした。