職員数150人、29歳所長の信じられない話

2012年11月29日

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皆さん、こんにちは。
先週、ベトナム・カンボジアに会計事務所訪問に行きましたので、
そのお話をします。

最初は、辻・本郷税理士法人のカンボジア事務所に行く予定でしたが、
急遽、I-GLOCALのベトナム事務所も訪問することになりました。

ベトナムは、ホーチミン市内に行きました。
ホーチミンって、昔のサイゴンなんですね。

昔は、ベトナムにあまり行きたくありませんでした。
物見遊山で出かける気分にならないし、
機会がなかったからかもしれません。

ベトナム戦争というと、
沢田教一の『ライカでグッドバイ』という本を思い出します。
私も学生時代はカメラが好きで、暗室にこもっていたこともあります。

沢田教一が使っていたカメラがライカで、
彼は戦場カメラマンなのに、
望遠レンズを使わないんですね。

戦場カメラマンが望遠レンズを使わないということは、
最前線に出てカメラを構えるということ。
本当に危険な行為ですが……。

戦場の兵士や民衆の息遣いが
聞こえてくるような写真をたくさん残しました。

「安全への逃避」という衝撃的な写真で、
ピューリッツァー賞を取りますが、
5年後、カンボジアで、34歳の若さで銃弾に撃たれて最期を遂げます。

これまでは、そんなイメージのベトナム・カンボジアでした。

バイクがいっぱいとか、人々が貧しいとかは、
他の人のブログに譲るとして、
ホーチミンの会計事務所の所長・實原さんの話を書きます。

ごめんなさい。
思い出話が長過ぎて、ここからが本題です。

I-GLOCAL会計事務所の社長は、若干29歳の實原さんです。
職員数150人。すごいですね。

うちの会社で、なんとなく
のんびりしている29歳に比べたら、桁違いです。

略歴を聞いたら、そんなにすごくない。(失礼…)

神戸大学を出て、1年間大手不動産会社勤め。
ここまでなら、他にもいそうですが、
實原さんは、そこからの考え方がすごいと思いました。

自分のやるべきことや道を考え米国CPAを取得。
普通ならここらで、「大手監査法人にでも……」と思うところですが、
彼は、自分自身を厳しい環境に置こうと、ベトナムに来たんですね。

そして、蕪木さんという厳しい上司に恵まれ、
もっともっと上を目指して、今日の結果が生まれたんだと思いました。

この話、全部を書くには長過ぎるので、別の機会に披露します。

で、思ったことなんですが、

「種」がいいかどうかより、土壌の方が大切なんですね。
いい大学を出た、成績が良かったというのは、きっと種。

この種が伸びるには、伸びる環境が必要です。
實原さんのように海外に飛び出して
活路を見出そうとする人もいますが、
きっと、環境というのは、
自ら作り出すことができるような気がしました。

どういうことかというと、
目標を定め、それに向かっていこうとすると、
それまでの環境がとても厳しいものに感じてきます。

ところが、作業に追われ、今日の仕事をこなす。
明日も、とにかく目の前にある仕事をこなす。
いつの間にか、目の前の仕事をこなすことに慣れて、
もう、種であることを忘れてしまうんですね。

種って、いいですよね。
目標は、芽を出し、花や実をつけること。
そのために、水のあるところ、
陽のあたるところを求めて、伸びていきます。
そう、必ず、一生懸命、花や実をつけようとする。

別に、ベトナムに行かなくても、
今の会計事務所の経営環境の中であっても、 モノのとらえ方や見方が変われば、
新しい目標が生まれ
きっと、違う新しい花や実がなるんだと思います。

ついでに、会計事務所の職員の方も多くこのメルマガを
読んでいると聞きましたので、
社員や職員の方へ。

皆さんは、種であるということを、忘れていませんか?
花を咲かせ実をつけるということを。

なんか、最後は、自分の会社の社員に向けて
書いたみたいな感じにもなってしまいましたが、
皆さん、一緒にどんな花を咲かせ、実をつけるのかを考えてみませんか?

ところで、カンボジアの辻・本郷税理士法人の壁のスローガン。

いいですね。
本郷事務所の魂を見た気がしました。

意気軒昂に、元気いっぱいになった、
ベトナム帰りのひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。