金融の仲介屋さんて知ってますか?

2013年07月12日

みなさんこんにちは。
今、テキサスのダラスに来ています。
昔、ダラスは、ケネディの暗殺で有名になった町でした。
最近は、ダルビッシュの活躍するテキサス・レンジャーズで
知られているかと思います。

今週末のワシントン大学と共催のCPAツアーに先駆けて、
ダラスの不動産ビジネスで成功した友人に伴って、
一足先にアメリカ入りしています。

アメリカに来ると、ニーズに伴っていろいろなビジネスが
発展しているのに驚かされます。
まさに、タイムマシンで未来に来た感があります。

そして、その一つである金融の仲介屋さん「HFF」を訪問したので
仕事内容についてお話しします。


私の友人が、かなりのまとまったお金を借り入れるために
訪問したわけなのですが、
友人は、過去何度も利用していて、不動産ビジネスで借入をする場合、
この手の金融の仲介屋さんを利用するケースが、ほとんどとのこと。

いずれ日本でもこの手のビジネスが始まることと思いますし、
不動産に強い税理士さんの、将来のビジネスでもあるかと思います。

普通の人がマンションを建てようと思って、お金を借りる場合
近くの銀行に行って、金利を聞いて、ちょっと交渉して
とりあえずその銀行で借り入れするのがせいぜいですが、
アメリカの不動産投資家は、金融の仲介屋さんを利用します。

要は、自分の代わりに銀行と交渉して、
借入額や金利を有利にしてくれるわけですが、
この交渉は、経験、情報量、そして物件価値の未来予測などの
分析にあるかと思います。

金融のプロであり、不動産のプロでなければ、この仕事は務まりません。

今や全米で20のオフィスがあり、従業員が500人、
スタートは不動産ビジネスとのことです。
借り入れのために、銀行交渉をしたり、不動産価値を高めたりしているうちに
このビジネスが生まれたといいました。

手数料は、ローン金額の1%を借主からもらうそうですが、
それでも十分にその価値がありそうです。

12ミリオン(約12億円)までは、1%の手数料で
それ以上になると、手数料も上がってくるそうです。

これは、HFFのマークです。
興味のある人は、Webで確認してみてはいかがでしょうか?


話は変わりまして、
最新の「税理士業界ニュース」を発行しました。
そこの中で、アメリカのCPAについて、私が解説をしています。
それを見ると、今起きているアメリカの現状から
日本の未来を垣間見ることができると思います。
ぜひ、ご覧になってください。
》》 試読版はこちら

明日はシアトルで、弁護士の友人に会う予定です。

それでは、時差ボケで夜中にメルマガを書いているひろせでした。


『税理士業界ニュース』は、最新の税理士業界情報、他事務所の動向、
最新のマーケティング事例・営業手法などをタイムリーにお届けする業界新聞です。

会計事務所経営研究会」に入会された方に毎月1回お届けしています。

BOOKS著書BOOKS(著書)

PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。