合併後2年で顧問先300件・職員20名を増やした”戦略的M&A”とは?
[PR]早割の期限が迫っています!11/10(水)まで!顧客拡大”実践”ビジネスフェア
満員セミナー続出ですのでお申込みはどうぞお早めに!
皆さん、こんにちは。広瀬元義です。
今週は、戦略的M&Aについてお話しします。
今から10年以上前に、
WSCPA(ワシントン州の会計士協会)を何度か訪問しました。
そのときに会員専用の新聞を読んで、
ある記事に非常に驚いたことを
昨日のことのように覚えています。
雑誌や新聞などでよく目にする
「売りたし、買いたし」コーナーがWSCPAの新聞にもあって、
パソコンやコピー機に混ざって、なんと、
「会計事務所の売りたし、買いたし」があったんです。
今回、当社で発行する『税理士業界ニュース』にも、
「会計事務所の売りたし、買いたし」コーナーを設けました。
- 早瀬税理士事務所(東京都新宿区)の早瀬敏博先生
- 澤田会計事務所(栃木県宇都宮市)の澤田真由美先生
- 大阪谷町青山会計事務所(大阪市中央区)の青山浩司先生
3人の先生に、「買いたし」でご掲載をいただきました。
ご協力ありがとうございました。
M&Aにご興味のある方は、
ぜひお問い合わせください。
【お電話】0120-542-028(9:00~17:30)
【担 当】会計事務所M&A事業部 担当:石倉
WSCPAの当時の新聞は、もう手元にありませんが、
協会のバッジをその時いただきました。
日本では協会のバッジは権威の象徴なんですが、
アメリカでは単なるお土産グッズに過ぎないのかなって、感じました。
で、やっと戦略的M&Aの核心に迫っていきますが、
先日訪問した、福岡の税理士法人アップパートナーズさん。
2008年9月の合併から、驚異の急成長を遂げ、
現在、職員が180名、クライアント数が1800件。
おそらく九州でも最大規模事務所に…
いや、日本でも指折りの巨大事務所になりました。
税理士法人アップパートナーズとして、
内田延佳先生と菅拓摩先生が、合併してわずか2年。
その間に、顧客数300件、職員数を20名増やしたのは、
単なる驚異と言うより、成長の速さに恐ろしさを感じます。
このようなアメリカ的な戦略的M&Aは、
日本最大級の合併、辻・本郷税理士法人さえも、
凌駕するのではないかと、将来への期待が高まります。
福岡、佐賀、長崎、佐世保にオフィスを構えられていて、
福岡事務所におうかがいしましたが、
エントランスからして、
これまでの会計事務所を感じさせない、斬新なデザイン。
照明、調度品、ニッチなどに計算された工夫がほどこされており、
このプロのデザイナーの手による、インテリジェンスと
洗練されたエネルギーを感じさせるデザインには、
つい、ため息をついてしまいました。
ところで、この合併がなぜ戦略的M&Aなのか、
ということについて解説をします。
合併の経緯は割愛しますが、
内田先生は長崎で医業コンサルをずっとされていたそうで、
400件ほどの顧問先を持っていらっしゃいました。
菅先生は、ほとんど医業には特化されておらず、
経営コンサルを中心にされていたそうです。
合併を機に、福岡でも医業コンサルを始められ、
長崎で成功していた内田先生の手法を実践し、
あっという間に顧問先を増やしました。
「お互いの強みを伸ばし合い、弱みを補い合う」
という戦略がお二人の合併で実現されました。
これが今、アメリカで行われている
会計事務所のM&Aのスタイルです。
今の日本は「売り手市場」で、
売りたいと手を挙げれば誰かが買ってくれる良い時代で、
ほとんどが事業承継がらみですが、
今後5年でM&Aの様子がかなり変わるのは間違いないでしょう。
今回、『税理士業界ニュース』では特別編集版として
M&Aを特集しました。
会計事務所経営研究会会員の方には
無料で差し上げていますが、
手元にないので読みたいという方は、
30名様にプレゼントしますので、お気軽にご連絡ください。
【メール】accs@accs-c.co.jp(『税理士業界ニュース』事務局宛)
※会計事務所経営研究会について詳しくはこちら
寒い季節が始まりました。
お風邪など召さないように、くれぐれもお気を付けください。
ひろせでした。