あなたの性格が、あなたの会計事務所の運命を決める
皆さん、こんにちは。
今、スイスのチューリッヒにいます。
大前研一さん主催のツアーに参加しています。
彼のお友達のお話がとてもよかったので、
今日は、その話をします。
その彼、大前さんとは学生の時から同じアパートで過ごしたり、
一緒に仕事をしたりという仲だったらしく、
とても素敵な方でした。
ディナーの時間のゲストスピーカーとして、
スイスの歴史を15分でかいつまんで話してくれました。
(15分で、要点をしゃべれるのがすごい!!)
彼は、冒頭でギリシャの哲学者の言葉を用いて、
「あなたの性格があなたの運命を決める」
と、言いました。
この言葉がきっと、今のスイスを作ったのだと思いますが、
胸にグサッと響く言葉です。
スイスというと、
永世中立国として平和国家というイメージがありますが、
「平和」「戦争反対」ということでなく、
自立した、自分たちで作り上げた国家なんだということがよくわかりました。
国民は、国を護るために兵役に就くし、
以前は、50歳を過ぎても国のために軍事訓練に参加したそうです。
500年前、周りの国から攻められ、
その侵攻を防ぐために、小さな国が一つになって、
今のスイスが出来たようです。
スイスでは、ドイツ語、フランス語、イタリア語の
三つの言葉が使われていますが、スイス語というのはない。
言葉を変えれば、寄せ集めの人種の国だからこそ、
人々が一つになって国を護る、という考えの基礎があるようです。
自立した個々が責任を持っている国家、
というイメージがとても強くなりました。
1960年代に、原爆を持つかどうか、国民投票で決めたそうです。
これ、怖い気もしますよね。
国民の成熟度が低いと、どうなるんだろうと…。
今年は、他のヨーロッパと同じように、
長いバケーションを取るか、話し合い。
国民投票があったそうですが、結果は、NO。
楽な方に行くとは限らないんですね。
利己的な人間だけでは、国を滅ぼしてしまいますよね。
結局、
大きな問題を責任持って決めなさいと言うと、
責任を持って決められるけど、
他人が決めたことには、責任を持たない気がします。
決めるということは、責任を持つということなんですよね。
ところで、
今、会計業界で、IT長者がどんどん出たり、
新しい情報が手法がたくさん公開されています。
先月、1ヵ月で、20件の引き合いがあった。
50件あった。
あるいは、今年になって140件の顧問契約をした。
これらはすべて事実ですが、
ほとんど興味を示さない人や、目を背ける人もいます。
「あなたの性格があなたの運命を決める」
この言葉を聞いたとき、自分の性格や好みで、
会社の方向を誤ってはならないと思いました。
一度、自分の性格の何が事務所の成長を止めているのか、
書き出してみるのもよいのかと思います。
今、会計業界は、歴史的な転換期を迎えています。
そんな中「会計事務所のビジョナリーサミット2012」を
開催することにしました。
ぜひ、ご参加ください。
http://www.accs-c.co.jp/lp/visionarysummit2012/
今何をすべきか。
業界の行方。
顧客を増やす方法。
今の課題が、すべて見えてきます。
では、会場でお待ちしています。
3度目のスイスで、
少しスイスのことが理解できた、ひろせでした。