飯塚毅会計事務所のすごい話(その1「給与の話」)
みなさん、こんにちは。
今日は、飯塚毅会計事務所の元職員、鷹宮和宏さんのお話をします。
ご存知の通り、飯塚毅会計事務所の飯塚毅先生は、
株式会社TKCを創業した人です。
鷹宮さんのお話によると、
飯塚毅会計事務所の元職員の人で、
今も現役で会計事務所に勤めている人は、
「もう私以外いないはず…」とのことなので、
大変な興味を持って聞きました。
(この話は、10月15日水曜日の第7回税理士会議in東京で、
講演された内容を中心に、お話しします)
ちなみに、鷹宮さんのプロフィールですが
職員として現在お一人で、86件を担当し、年間2,600万円を稼ぐ凄腕です。
※コラムの最後に詳細を掲載しています
税理士の資格を持っている訳ではありませんが、
飯塚毅会計事務所で教わったことが
間違いなく身にしみこんでいるからできたことだと
改めて、故飯塚毅先生のすごさを痛感しました。
鷹宮さんは、平成10年に東京支社に入社したそうですが
当時は15名程度の事務所で、資格者は1名と言う体制だったそうです。
鷹宮さんが入所するだいぶ前の話にさかのぼりますが
「給与を上げてくれ!!
上げてくれないと事務所を辞める!!」
という職員のクーデターがあったそうです。
皆さんだったらどうしますか?
私だったら困っちゃうということで
泣く泣く給与を上げたかも…。
ところが、飯塚毅事務所のすごいところは
それを成長の機会として、新しいやり方を考案したことです。
アメリカやドイツの会計事務所を研究して
管理文書を作ったそうです。
鷹宮さんが入所した頃には
それが全部でき上がっていたとのこと。
10ページにわたる『給与体系』があり
それをもとに給与を自分で計算するのが基本だったそうです。
「勤続年数」「売上」「自分のやった仕事」「懲罰」「報償」が分かれば
すべて自分で給与計算ができたそうです。
1.給与は全員オープン
2.固定給+歩合給
3.顧問料の10%を歩合
4.自ら開拓の顧問料15%
5.相続などのスポット案件は30%
6.保険が80%
この保険の80%と言うのは
主査(役職)にならないともらえないそうです。
主査になると、関連の保険取扱会社に出資して株主になれます。
株主になると、80%の歩合が支給された上に
さらに利益の配当もあったというのですから
頑張ろうという気になるのは、当然のことかと思われます。
ちなみに、鷹宮さんは
保険を契約した手数料で婚約指輪を買ったとか…!(^^)!
今でこそ会計事務所の中には
職員が自分で給与計算をするなんてお話を
聞いたことがありますが
こんなところが原点だったんですね。
それで、このお話では主査にならないと、
給与がたくさん上がらないわけですが
この主査になる方法がまたすごい…!
そのすごい方法は
次回、その2「給与の上げ方と顧問先の増やし方」
でお伝えします。
ところで、不思議に思いませんか?
鷹宮さんの現在の顧問先担当件数86件。
どうやって、こなしていると思いますか…?
次回それもお話しします。
直接聞きたいという方は、
・税理士会議 第8回 11/18(火)(名古屋)
・税理士会議 第9回 11/19(水)(大阪)
にご参加ください。
やはりなんでも、原理原則を守り通すことが
大切なんだと、改めて知った次第です。
東京は、肌寒い感じです。
ひろせでした。
鷹宮和弘氏のプロフィール 平成10年 飯塚毅会計事務所東京支社入社 平成12年 最速にて主査昇格、巡回課長昇格 平成16年 飯塚毅会計事務所退職 平成18年 古尾谷会計事務所入所 平成20年 税理士法人FIS組織変更 平成24年 ベンチャーサポート上野オフィス 平成25年 社団法人青色申告研究会設立 平成26年 単独売上2,600万達成 |