顧問料9千円台でも、高過ぎる…!?

2011年08月31日

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「資産税ビジネスで成功する6つの戦略」
元タクトコンサルティング代表社員・田中誠氏ご講演

皆さん、こんにちは。
今日は、「顧問料は、どこまで下がるのか!?」
ということについてお話をします。

顧問料がどんどん下がってきて、1万円を切ったときに、
「こりゃ、もうどうにもならんですね…」
と、お嘆きのベテラン先生もいらっしゃいました。
果たして、このまま下がって行くのでしょうか。

最近では、「月額4,880円の顧問料」を
Webに掲げる税理士も現れました。

ただ、このままどんどん値下げ競争が進むのかというと、
そうではないんですね。

もう昔のように、
何もしなくても”月額顧問料5万円”なんて時代は来ないにしても、
月額1万円前後の顧問料で、とりあえず落ち着くと思っています。

で、その先どうなるかを考えてみたいのですが、
もし、全員が1万円、あるいは9,800円の顧問料を
Webページで謳ったらどうなると思います?

こうなると、
価格の優位性はなくなってしまいますよね。

だから、そうなる前に
準備しておかなくてはならないことがあります。

企業競争は、CQSで戦っています。

Cは、コスト。つまり、安いかどうか。
Qは、クオリティ。つまり、品質が良いかどうか。
そして、Sは、スピード。つまり、対応や納品などが早いかどうか。
ということです。

有名な、牛丼の吉野家。
一度存亡の危機を乗り越えて今日があることは、
ご存知かと思います。

その吉野家のコアコンセプトの変化をご紹介しますと、
1970年代は「早い(S)、うまい(Q)、安い(C)」を掲げ、
大躍進を遂げようとしますが、
「早さ」を追求するあまり「うまさ」を忘れ、
客離れが起きました。

そこで、1980年代は、「うまい、早い、安い」に変え、
うまい(Q)の追及をし、
会社更生法を申請していた危機から、
立ち直っていきました。

つまり、クオリティ(Q)の追及が重要なのです。

コーヒー業界においても同じです。

ドトールコーヒーが限りないコストの追及によって、
一杯150円のコーヒーを出したとき、
価格競争はピークを迎えました。

当時、アメリカのシアトルには、
スターバックスコーヒーが街の至る所にあって、
「早く、日本に進出して来ないかなぁ..」
って、待ち焦がれていました。

10年以上前ですが、 米国会計事務所訪問ツアーを企画主催していた時のことです。

この話、もう結論はおわかりだと思いますが、
価格競争が終わるときには、必ず、クオリティの追及に戻る
ということを忘れてはならないということです。

その新しい競争が始まった時のクオリティの追及は、
「昔に戻るということではない」ということを、
肝に銘じなければなりません。

コーヒー戦争で言えば、たとえば、
「純喫茶」や「ジャズ喫茶」、あるいは、
「ノーパン喫茶」「美人喫茶」「同伴喫茶」(古い例えでごめんなさい)
のような昔への退行ではなく、
新しい形のクオリティに変わる。
つまり、進化したクオリティに変化するということを、
知識として持っておかなければなりません。

従って、会計事務所が金科玉条のように大事にしてきた
「巡回監査の強化」などといった単純な変化でなく、
未来を見据えた新しい形の変化を
遂げなければならないということだと思います。

新しく始めるQ-TAXのチェーン店に、
新しいクオリティとして備えたのが
『クラウド会計CAT』ですが、
ぜひ一度、近未来の会計事務所のクオリティを確認しに、
説明会にお越しください。

あ、そうそう。
明日、9月1日は、Q-TAXのオープン日です。
3ヵ月間の準備を経て加盟店が続々オープンし、
「月額顧問料9,870円(税込)~」の会計事務所がスタートします。

ひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。