アメリカで浸透した、クラウド会計サービス

2015年02月12日

みなさん、こんにちは。

今日は、クラウド導入と税理士の役割について、
お話しします。

その前に…。
「士業によるクラウド推進協会」が発足、
会計事務所の先生方と、クラウドを扱う企業の方が集まる
第1回の定例会が2月9日(月)にありました。

定例会では最新のクラウドツールの状況や
参加企業による商品の紹介がありました。

会計事務所の先生方にはクラウド導入に対する考えや
実際に使用されているクラウドツールの活用事例などを
お話しいただきました。

懇親会では、会計事務所の先生とベンダー企業様の間で
活発な名刺交換と情報交換が行われ
盛況のうちに終えることができました。


さて、アメリカで浸透したクラウド会計サービスの話に移ります。

アメリカではすでにさまざまな分野においてクラウドが
主流になりつつあります。
特にマイクロソフトやアマゾンといった
世界的IT企業が本拠地を構える西海岸シアトルでは
実に70%の事業体がなんらかのクラウドサービスを導入しており、
ビジネスのクラウド化は今後も拡大すると思われます。

もちろん会計分野においてもトレンドはクラウド化です。
なかには顧問のCPAがクラウド会計に対応していなかったので
他のCPAに替えたという事例もあり、これからの会計事務所にとって
クラウド会計サービスへの対応は必須と言えます。

所長先生はわざわざ事務所に出かけなくても、
顧問先のデータが見られるので、
自宅からいつでも仕事に関するさまざまな指示を出せます。

もちろん会計事務所では、どのパソコンからも
顧問先のデータにアクセスできます。

ペーパーレスで環境にやさしい事務所を構築できます。
一方、顧問先にはタブレットを1つ持って行ってもいいですし、
顧問先のパソコンからデータ入力もできます。

これからは月次決算から日次決算へと変わると思われますので、
その対応を今からクラウドシステムで構築するといいでしょう。

職員はどうでしょうか。
子育てのため、介護のためと退職された後も、
自宅で仕事に復帰できます。

これからは時間給ではなく、どれだけの成果を出したかで
報酬を支払う時代になると思います。

昔、多くの税理士さんの手によって、
中小零細企業に対するパソコンや専用オフコンの導入が、
一気に進みました。

これからのクラウド導入をけん引するのは、
税理士さんだと思っています。
ぜひ皆さんも一緒になって、クラウド化を推進しませんか?

ペーパーレスとフリーアドレスを積極的に進めている、
ひろせでした。

BOOKS著書BOOKS(著書)

PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。