AAM2014に参加しました

2014年05月23日

みなさん、こんにちは。
今日は、アメリカのテキサス州オースティンで
5月20 日~23日まで開催されているAAMサミット2014※に参加しましたので
そこでのお話をします。

※AAM = Association for Accounting Marketing
(米国会計事務所マーケティング協会)

今年で、10年目の参加ですが、
いつも参加して思うことは、マーケティングは
一過性のものではなく、やり続ける文化を構築すること。

そして職員全員が、そう、たとえば今日入ったパートタイマーまでもが
マーケティング活動に参加する仕組みをつくることが大事だと
改めて思いました。

したがってこれからは
マーケティングはハウツーを学ぶことだけではなく
いかに、会計事務所の文化づくりをするかということにも、
時間を割かなくてはなりません。

そのためには、お客様に関心を示し
自分たちの事務所の役割と目標を職員と共有し
お客様のビジネスを成功させるという、
ミッションに向かわなくてはなりません。

こうしたマーケティング活動を通じて
会計事務所の存在意義が
社会に浸透していくのではないか
と、改めて思いました。


今回は、クラウド会計システムによって
どのように会計事務所が変わるのかということを、
事前にダラスの会計事務所を訪問して、
取材をしたので、そこでの話も加筆します。

まず、その訪問した事務所の規模は30名くらい。

パートナーと会計の責任者に話を聞きましたが、
クラウド会計システムの導入によって、大きな変化をもたらしたことは
「時間の短縮」と「クライアントの満足」。

その会計事務所のクライアントにも、同時に話を聞きましたが、
2年前に、その会計事務所に替えたとのこと。

理由は、
それまでダウンロード型の会計ソフトを導入していて
データをCDにコピーして、
会計事務所に持って行っていたそうですが、
その手間を省きたくて、今の会計事務所に替えたそうです。

以前の会計事務所は、一人事務所だったので
そうした新しいテクノロジーには疎く
10件の会計事務所の中から
今の会計事務所を選択したようです。

以下の会計業務を
会計事務所に手伝ってもらっているそうです。

・支払チェックと銀行口座の付け合わせ
・毎月の減価償却
・給与支払い処理
・支払関連の振込み
……などなど。

今までは、ダウンロード型のソフトだったため
これらの処理と日次の処理の間にタイムラグがあり
苦労したそうですが、クラウド会計ソフトにして
仕事が本当にスムーズにいくようになったそうです。

会計事務所に聞いたところ、
現状は、30パーセントのお客様が、
クラウド会計になったそうです。

日本でも
クラウドの使えない会計事務所はちょっと….
と、敬遠される時代が目前に迫っていますので
時代の流れをよく読んで
次の手立てを考えるべきだと本当に思いました。


やっと、時差ボケが治ったと思ったら、
明日には、オースティンを後にするひろせでした。

BOOKS著書BOOKS(著書)

PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。