もらった20件弱の顧問先で飯が食えたのが良かったのか、悪かったのか…

2014年07月23日

みなさん、こんにちは。
今日は、ある先生の独立開業の頃の話をします。

神奈川県の某市に住む、その先生。
仮に、山田先生とでもしておきましょうか。

独立開業の時に、
15年勤めた事務所の先生から、
「君も開業してすぐは大変だろうから…」
ということで、20件弱の顧問先を譲り受けたそうです。

まあ、それらの顧問先は、
山田先生が自ら開拓したところだったんで、
当然かなという気持ちで、引き継いだそうです

顧問料の総額は、950万円くらい。

自ら営業して、というより
顧問先の紹介で、なんとなく担当になった
というのが正しい回答。

そんな状況だったから、
独立しても自ら営業するわけじゃなく、
ホームページを作るわけじゃなく、
真面目にやっていたら、自然にお客は増えるだろう…
程度の考えだから、結果は、年一件程度の増客。

それでも、自由に仕事できるから、
サラリーマンよりも良いだろうと思っていたし、
他の税理士もそんなもんだろうと思っていた。

ところが、一昨年、顧問先が立て続けに、
廃業、倒産、解約と続き、
急に先行きが不安に。

「そこからが本当の独立だった」
と当時を振り返って、山田先生は言いました。

それまでは、勤めていた時となんら変わらず、
ただ仕事をこなしていました。

その山田先生、
昨年は、50件の顧問先を増やして、
弊社のセミナーでも講師をやっていただきました。

「顧問先をもらって、独立したのが良かったのかどうか、
5年間を無駄にしました。
もし一件も顧問先がなかったら、
必死になって、お客さんを探す方法を考えたかもしれなかったけれど、
少し食えるのが、よかったとも言えない気が…」

そして、

「そもそも、お客を増やそうという考えが、
自分の中から欠落していたし、
どうやって増やすのか皆目見当つかないし、
なるべくそうしたことは考えないようにしていました」

私は、
山田先生の話を聞きながら、
まだこんな人がたくさんいることに、本当に驚かされました。

その山田先生は、
弊社のマーケティング講座とセールス講座を受け、
開眼し、今は月に5件以上の新規を獲得するまでになったのですが、
人間、何がきっかけになるかわかりません。

お客さんを増やすか増やさないかは、
やはり、その人次第でどうにでもなるということを改めて実感しました。

 

三連休と週初め、こもって、本の構想を練っていました。

早く太陽の光を浴びたいひろせでした。

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PROFILE プロフィールPROFILE(プロフィール)

広瀬元義
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年 株式会社アックスコンサルティングを設立。不動産コンサルティング、会計事務所向けコンサルティングを中心に業務を展開。